The Authentic Outfit #2 “Siberian Parka”

2012.12.10

先日ご紹介した〈Active Jacket〉に続き、

Carharttの傑作アウター第二弾のストーリーをお届けしたいと思います。
今月5日に発売された雑誌[GRIND]さんの最新号の巻頭ページで
ご紹介頂いた〈Siberian Parka〉。
コチラが本日の主役です。
GRINDさんの巻頭情報ページ”Flag”で大きく取り上げて頂いたのも、
やはりしっかりとしたルーツがあるからなんです。
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また、シーズンごとにリリースしているBRAND BOOKでは毎回Carharttの歴史を
掘り下げているのですが、昨年の秋冬号では〈Siberian Parka〉がピックアップされていました。
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それでは〈Siberian Parka〉誕生のお話をさせて頂きます。
米国アラスカ州の南北を縦断する
アラスカ・パイプラインの建設時(パイプラインは1977年に完成)、
Carharttは作業員たちに厚手のカバーオールを支給していました。
カバーオールといっても要はツナギのようなモノです。
イメージは↓の画像のような感じ。
carhartt11pg47-X02.jpg
アラスカ・パイプラインが建設されてから6年後の1983年、
約800マイル(1200km以上)も続くパイプラインのメンテナンス作業の計画が立てられました。
メンテナンスは通年に渡って行われる作業であり、
その業務に従事するワーカーたちは、建設時とは違うメンテナンス時専用の作業着を求めました。
建設時にカバーオールで彼らの信頼を得ていたCarharttが、
1年後の1984年に作り出したウェアこそ〈Siberian Parka〉なのです。
12オンスのダック生地が使われ、
内側には通常のモノよりも厚手の8オンスのキルトライナーを使用。
当時、通常のワークウェアの内側には赤のライナーが使われており、
Siberian Parkaにだけ工場の作業員が間違えないようにと
黒のライナーが使われたそうです。
外側と内側の両方に工具や食料を入れておくための
大きなポケットを各3つ備わっているのもSiberian Parkaの特徴のひとつ。
1990年代に入るとSiberian Parkaも他のCarharttのウェアと同様に、
冬のニューヨーク・ストリートで支持されていきます。
GRINDさんの原稿でも触れていましたが、
Siberian Parkaはビースティ・ボーイズにも愛された1着として
知る人も多いのではないでしょうか。
Siberian ParkaはUSAのワークウェアラインの方では、
1997年に生産が中止されており、現在は作られていないのですが、
今季、Carhartt WIPの〈U.S. Classics〉ラインで復活を遂げたのです!
ご存知の方も居るかと思いますが、
U.S. ClassicsはUSAラインの使用している工場、素材を使用しているので
風合いは当時のモノと変りなく、これぞCarharttというテイストを醸しています。
しかも身幅やアームホールのシルエットは現代的にリサイズされているのです。
もしかしたら、当時の雰囲気を持ったSiberian Parkaを入手するチャンスは、
今シーズンだけかもしれません。
気になっている方はぜひこの機会に入手してください!
Siberian Parka¥35,700
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ネイビーは特に今っぽい感じがして個人的にオススメです。
Taki